2007年 02月 11日
魔法少女の賞味期限 |
その2。
最近仲間内で何かと話題のプリキュア5(別に誰も見ているわけではない)。
従来のホワイト&ブラックの2人組から、5人組になるということで今回はその第2話だか3話。
っていってもプリキュア自体見たことがなくて、いったいどんな話なのか知らないのだけど。
なんてか、うん、なるほど。面白い、気がする。
日曜のこの時間にやるものとしてはいい感じなんじゃないかと。
主人公は中学生くらいの女の子、なのかなあ。
中高一貫の女子高みたいなところが舞台でした。
元気な主人公とその友達、お約束の憧れのおねーさまなんかがプリキュアとなって悪と戦うって、話らしー。なんか変身するとちょっと大人っぽくなるのは、魔法少女もの(ジャンルあってるかはともかく)の伝統にのっとってるのかもしれない。
まあ、それはさておき。
これを見ていて思ったのだけれど、魔法少女って何歳くらいが賞味期限なんだろう。
プリキュアにしてもセーラームーンにしても主人公は中学生くらいの年頃の女の子。
魔法少女ってこの年代が中心になりますよね。中には、お前中・高校生どころか、大学生よりも年上だろうってのが出てきますが、それでも設定上は15歳くらい。主人公は大体14(中2)で、その人たちは年上の憧れの先輩なんですよー、だからOKですよー、みたいな感じでまかり通ってる。
年齢設定にいつも無理があるよなあと思うわけだけど、じゃあ、見た目やキャラ設定相応の年齢にしたらどうか。たとえば24歳くらいのおねーさまが(24はおねーさまかっていう突っ込みはおいておくとして)、「プリキュアー!」っていって、大真面目に敵と戦う、とかってのはなかなか想像しにくいなーと思ったり。この年になると、まじめにやらなきゃって思いと同時に、何をやってるんだろうってはたと考え込んだりとかしそうです。だから、設定上無理があっても年齢は低めにしてあるのかもしれない。
14くらいだと使命まっしぐらでもそんなにぶれることはないだろうし、逆に役割にのめりこんですごいパワーを発揮することもある。自分が何をしてどう生きるべきかって悩み始める年頃だけに、ある使命のために生きるってのは、自分が何者かを規定する上でもこの時期の子には重要な気がするし、だからこそそこにのめりこむこともできるのだと思う。それに、魔法少女になってすごい力を得るというのは、不安定な自分にたいしてものすごい万能感を与えるわけで、きっとこれほど気持ちのいいことはないと思うんですよね。もちろんその中で挫折をし、成長をして思春期をこえていくっていう成長物語が展開されていくのが魔法少女ものノセオリーなわけで、いつか魔法少女は魔法少女を卒業するわけですが。
とするなら、魔法少女ものに出てくる妙に大人っぽい女の子も、きっとまだ思春期を脱し切れていないのだろうな、と思う。そこを超えたら、なかなか魔法少女は続けられないし、きっと続けていく必要もなくなるんだろうと思う。
逆に、そういう年齢を超えて魔法少女を続けていくということは、永遠の思春期に閉じ込められるってことかもしれないし、逆に職業「魔法少女」って、もう魔法少女を生業にしている域かもしれないなあ、なんて思ったりするわけです。思春期のころは魔法少女=自分だけど、それを越えてアイデンティティを確立する時期になると、自分は自分、で魔法少女をやるって構図になるのだろうと思う。ちょうどモーニング娘。なんかを想像していただけると、その辺の感じを理解してももらえるのかなあ。モー娘。のジュニア部とのシニア部がいい例かもしれない。いつの間にかどんどん卒業してしまって、昔の娘は見る影もないですが。
元魔法少女が魔法少女を助けに来るとかってシチュエーションとかも面白い気はするけどな。
20代、30代の魔法少女が出る作品を見てみたいと思う今日この頃。
でも、ドリームアターーック!!ってできないよなあ、この年じゃ。
最近仲間内で何かと話題のプリキュア5(別に誰も見ているわけではない)。
従来のホワイト&ブラックの2人組から、5人組になるということで今回はその第2話だか3話。
っていってもプリキュア自体見たことがなくて、いったいどんな話なのか知らないのだけど。
なんてか、うん、なるほど。面白い、気がする。
日曜のこの時間にやるものとしてはいい感じなんじゃないかと。
主人公は中学生くらいの女の子、なのかなあ。
中高一貫の女子高みたいなところが舞台でした。
元気な主人公とその友達、お約束の憧れのおねーさまなんかがプリキュアとなって悪と戦うって、話らしー。なんか変身するとちょっと大人っぽくなるのは、魔法少女もの(ジャンルあってるかはともかく)の伝統にのっとってるのかもしれない。
まあ、それはさておき。
これを見ていて思ったのだけれど、魔法少女って何歳くらいが賞味期限なんだろう。
プリキュアにしてもセーラームーンにしても主人公は中学生くらいの年頃の女の子。
魔法少女ってこの年代が中心になりますよね。中には、お前中・高校生どころか、大学生よりも年上だろうってのが出てきますが、それでも設定上は15歳くらい。主人公は大体14(中2)で、その人たちは年上の憧れの先輩なんですよー、だからOKですよー、みたいな感じでまかり通ってる。
年齢設定にいつも無理があるよなあと思うわけだけど、じゃあ、見た目やキャラ設定相応の年齢にしたらどうか。たとえば24歳くらいのおねーさまが(24はおねーさまかっていう突っ込みはおいておくとして)、「プリキュアー!」っていって、大真面目に敵と戦う、とかってのはなかなか想像しにくいなーと思ったり。この年になると、まじめにやらなきゃって思いと同時に、何をやってるんだろうってはたと考え込んだりとかしそうです。だから、設定上無理があっても年齢は低めにしてあるのかもしれない。
14くらいだと使命まっしぐらでもそんなにぶれることはないだろうし、逆に役割にのめりこんですごいパワーを発揮することもある。自分が何をしてどう生きるべきかって悩み始める年頃だけに、ある使命のために生きるってのは、自分が何者かを規定する上でもこの時期の子には重要な気がするし、だからこそそこにのめりこむこともできるのだと思う。それに、魔法少女になってすごい力を得るというのは、不安定な自分にたいしてものすごい万能感を与えるわけで、きっとこれほど気持ちのいいことはないと思うんですよね。もちろんその中で挫折をし、成長をして思春期をこえていくっていう成長物語が展開されていくのが魔法少女ものノセオリーなわけで、いつか魔法少女は魔法少女を卒業するわけですが。
とするなら、魔法少女ものに出てくる妙に大人っぽい女の子も、きっとまだ思春期を脱し切れていないのだろうな、と思う。そこを超えたら、なかなか魔法少女は続けられないし、きっと続けていく必要もなくなるんだろうと思う。
逆に、そういう年齢を超えて魔法少女を続けていくということは、永遠の思春期に閉じ込められるってことかもしれないし、逆に職業「魔法少女」って、もう魔法少女を生業にしている域かもしれないなあ、なんて思ったりするわけです。思春期のころは魔法少女=自分だけど、それを越えてアイデンティティを確立する時期になると、自分は自分、で魔法少女をやるって構図になるのだろうと思う。ちょうどモーニング娘。なんかを想像していただけると、その辺の感じを理解してももらえるのかなあ。モー娘。のジュニア部とのシニア部がいい例かもしれない。いつの間にかどんどん卒業してしまって、昔の娘は見る影もないですが。
元魔法少女が魔法少女を助けに来るとかってシチュエーションとかも面白い気はするけどな。
20代、30代の魔法少女が出る作品を見てみたいと思う今日この頃。
でも、ドリームアターーック!!ってできないよなあ、この年じゃ。
by ihathesa_PSU
| 2007-02-11 09:53
| 日々雑感